【ロードバイク】東京湾フェリーに乗って千葉の林道を走る【サイクリング】
今年は仕事が変則的でお盆に出勤し、子供たちは学校の夏休みがお盆で終わってしまいました。
ぽっかり誰も遊んでくれない夏休みが平日にできてしまいました。
そんなわけで、一人で千葉までサイクリングに行ってきました。
房総半島の外部を走る国道127号線は大型車も多く、なかなか快適とはいいがたい道です。
千葉の魅力は、それよりも一本内陸側に入ると車も人も信号も少ない快適な道がたくさんあるところです。
今回はそんな千葉の道でも「林道」を走ることを目的とします。
目指すは林道「原田山線」です。
8月中旬。晴れ。
6:50 横浜市内の自宅から東京湾フェリーの出航する久里浜港まで自走します。
8:20出航のフェリーを目指して出発します。
いつも千葉に行くときは7:20のフェリーを利用していました。
1時間遅いと通勤ラッシュでなかなか思うように進めません。
7:10に久里浜港到着。
時間ギリギリでした。(*´з`)フー
自転車と大人一人往復で2,530円です。
窓口で確認したところ自転車を輪講バックに入れれば荷物とみなされるので大人往復1,450円だそうです。
ただし船内にも掲示されてましたが、輪行で持ち込んだ自転車を船内で組み立てて、それに乗って下船するのは絶対NGです。
徒歩で乗った人の人数が下船時と人数が合わないと海に転落した可能性を考えなくてはいけないので大事になります(‘ω’)ノダメ!ゼッタイ!
自転車も車両ですので、船内では「輪留め」をします(‘ω’)ノ
1階客席の様子。
ビンディングシューズで転倒する人がいるようでスリッパが用意してあります。
今回はマウンテンバイク用のSPDシューズで行ったので利用しませんでした。
艦内のジュースの自動販売機は通常の値段です。
ビールは少しお高め。ノンアルもあります。
売店もあるので時間がないときは慌ててコンビに寄ってから乗船しなくても大丈夫です(=゚ω゚)ノ
東京湾フェリーは2隻が行ったり来たりしているので途中で金谷から来たフェリーとすれ違います。
客席の後ろ側の甲板はサンセットデッキとなっています。
(しらはま丸だけです。金谷丸は普通の客席です)
夕方にはお酒の飲めるバーカウンターが営業するようです。
朝なので誰もいません。
ブリッジ後ろの屋上デッキももうすでに太陽が照り付けています。
40分の快適な船旅。
あっという間に金谷港に到着です。
金谷港を出発し、国道127号線を南下します。
道路に見慣れた青い矢印が書いてあります。
しかし、この矢印はこの前訪れた富士山周辺とは異なるもので、「太平洋岸自転車
道」の矢印です。
太平洋岸自転車道
太平洋岸自転車道とは、千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山市に至る延長1,400kmの自転車道構想のこと(=゚ω゚)ノソウダイダ
実は計画としては1973年にはすでにあったのですが、自動車道の整備が優先され計画は放置されていました。近年の「しまなみ海道」の成功を受けて、観光資源にしようと計画が再始動した感じ。
https://www.kkr.mlit.go.jp/road/pcr/about-pcr.html
林道「原田山線」目指して国道127号線を走ります。
千葉県南部は道の駅がこれでもか!というほど整備されています。
林道の位置口までおよそ13km。
それまでの間に2カ所も道の駅があります。
富津館山道路沿いの林道の入口につきました。
標識も何もないので数百メートル通り過ぎてしまいました(;・∀・)
位置口の林を超えると畑が広がっています。
いい感じの田舎道です。
かつては岩婦温泉郷という温泉地があったようです。
現在は廃業しています。
ようやく標識が出てきました。
車がやっと一台通れる広さです。
車も人も誰ともすれ違いません。
頭上まで木々に覆われているので夏でも走りやすい(*´з`)
しかし、この辺りから遠くの方から「ブフォー、ブフォー」と聞きなれない動物の鳴き声のようなものが聞こえます。
まさか千葉にはクマなんかいないでしょうから猪か?農地の鳥よけか?
趣のあるトンネルが現れました。
「ブフォー、ブフォー」と音が大きくなります。
なんとトンネルの奥でおじさんがサックスの練習してました(=゚ω゚)ノマジカ
こんなところに人がいるわけないと思っているので、お互いにものすごくびっくりしました。
びっくりしながら奥に進むと・・・
( ゚Д゚)マジカ!!
まさかの通行止めです。
戻る時にサックスおじさんに話を聞くと、2019年9月の台風15号の被害でごっそり崩れて倒れた木が道を塞いでいるとのこと。
だましだまし地元の人だけ通していたそうですが、車が脱輪して落ちそうになったので最近通行止めにして倒木の撤去をすることになったとのことでした。
うーむ。
困った。
プランを練り直します。
少し北上して「水仙ロード」を目指すことにします。
途中、畑の真ん中に台風15号のがれき集積場がありました。
大した距離走っていませんが、とにかく熱いのでドリンクの消費が激しいです。
この時点でフェリーを降りてから30キロ走っていないですが、すでに二本飲み切りました。
道の駅とみやまで、飲みものだけ補給します。
水仙ロードの入口で地図を確認していると、トラクターに乗ったおじさんが声をかけてくれました。
トラおじ「保田まで行くの?」
まーむ「水仙ロードを走りたいのですけど通れますかね?」
トラおじ「自転車で行くのか。う~ん・・・まぁなんとか行けるよ」
まーむ「ありがとうございます(あの間はなんだ?また崩れてるのか?)」
水仙ロードに入ります。
8月中旬なのに稲刈りが終わってる。
見慣れない植物が畑一面に生えています。
植物学が専門の友人に写真送ったら、穀物の一種で「粟(アワ)」とのことでした。
初めて見ました。
ここでトラクターおじさんの「まぁなんとか行けるよ」の意味が分かります。
ものすごい坂です。
美ヶ原のヒルクライムレースで登る一番きついところくらいキツイです( ゚Д゚)
前輪浮きます。
帰ってから調べると500mで標高+80m。
14%でした(;´Д`)
最初の激坂を登り切ってしまえばあとは下るだけです。
千と千尋のオープニングに出てきそうな地蔵。(*’▽’)チョットコワイゾ
ところどころ山肌が崩れています。
水仙ロード沿いでは1月に水仙まつりが行われるようです。
下りきって道の駅保田小学校まで1kmの看板が見えました。
毎年5月のツーリングではいつもソフトクリーム食べているので寄り道します。
えー夏季休業でした(;´Д`)マジカ
そろそろお昼も近いので、昼食を食べられるところを探しながら金谷港方面に戻ります。
いつも行列の出来ている「さすけ食堂」も行列がない!と思ったらここも休みでした
( 一一)
行きから気になってたKANAYA STATION。
フェリー乗り場から最初の信号のところにあります。
日帰り温泉があるということで寄ってみました。
完全にインバウンド狙いの施設です。
一階は温泉とドリンクバーのあるラウンジ。
二階は宿泊施設になっています。
日帰り温泉は¥800です。(ドリンクバー付き)
洗い場3つしかないこじんまりとした施設です。
お湯は黄金色で冷泉をくみ上げて沸かしている模様。
まさか温泉に入れるとは思っていなかったので存外の気持ちよさ(=゚ω゚)フーサイコウ
着替え持ってきてよかった。
お昼ご飯は温泉の目の前にある「船主(ふなおさ)」でお寿司を頂くことにします。
もともとは回転ずしのようですが、COVID19の影響で回転はしてません。
カウンターに通されました。
目の前で職人さんが握って、回転ずしのさらで出してくれます。
変な感じ。
地物のアジ、イワシ、クロダイを頂きました。
(=゚ω゚)ウマイ
フェリー乗り場まで歩いてすぐです。
汗をかく前に船に乗れます。
涼しい船内で一休み。
軽くウトウトしてる間に到着です。
帰りは輪行で帰ります。
久里浜港から京急久里浜駅までは1.5㎞ほど。
自転車をパッキングする場合、ロータリー側ではなく
裏に回った方が人が少ないです。
輪行袋はオーストリッチのL-100です。
この状態から
よーいドン!
パッキング完了まで9分でした。
今回は通行止めにお店の休みと予想外のことが続きました。
思ったよりも台風の被害が甚大でまだ復旧していないところがあるのは驚きでした。
今回一人で走って思ったのは、
真夏には無理しちゃダメ(‘ω’)ノ
ってことですね。
近年の夏の厚さは異常です。
前回行った富士山のように標高の高い所を走るのが快適です。
ただ、千葉の魅力を再発見しました。
5月の新緑の時期、10月の紅葉の時期くらいが楽しめる時期だと思います。
また、フェリー乗り場の近くに日帰り温泉ができたのはうれしいです。
フェリー乗り場の近くにはすし屋の他にも海鮮が食べられる食堂やイタリアンなど、いろいろな食べ物屋さんがあります。
千葉をぐるっと回って、温泉で汗流して、ごはん食べて帰る。
最高!
今回温泉を利用するという思いもしなかったことで今後のプランが増えました。
是非また来たいと思います。
工事看板では年末まで工事するようなので、林道「原田山線」の再挑戦はまだ先になりそうですが。
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今週のお題「暑すぎる」