前回の止水ジッパー修理を行ったパタゴニア のジャケット。
「タグ」を見ると製品ナンバーと発売時期が分かるよ、とフェイスブックでウメさんが教えてくれました。
私の着ているのは2009年秋冬モデルのストームジャケットということがわかりました。
修理後、ジッパーは快調だったのですが12月に今シーズン初滑りに行ったところ、どうにも生地が染みる_:(´ཀ`」
そんなわけで、生地の撥水性を取り戻すべくジャケットの洗濯→熱入れを行いました。
(ゴアテックス やH2Noは汚れを落として生地に熱を入れることにより撥水性が回復します)
今回の手順
洗濯(手洗い)→乾燥(陰干し)→熱入れ(乾燥機)→撥水回復(゚Д゚)ノ
お手入れに関しては以下公式サイト参照⇩
今回洗剤は漂白剤や柔軟剤、蛍光増白剤が入っていないミヨシの洗濯石鹸を使用します。
襟元が少し汚れているので予洗いします。
予洗いしたら各ジッパーを閉めます。
バケツに40度のお湯を張り、洗剤を適量入れます。
指先でシャカシャカ泡立ててからジャケットを入れて優しく揉み洗いします。
力一杯モミモミしてはいけません。
優しくです。
5分ほど揉み洗いしました。
ぎゃー ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)
冬のスキーで使用するのがメインなので、まさかこんなに汚れているとは思いませんでした。
驚きです。
丁寧にすすぎます。
バケツが泡立たなくなるまで6回ほどお湯を変えてすすぎました。
ポロポロなんか出てくるなーと思ったら、前回パタゴニア の店員さんに指摘された裾部のドローコードの金具が壊れました。
あらま。
よくすすいだら脱水します。
ここでも力任せに絞ってはいけません。
軽くバサバサして水を切ります。
大きめのバスタオルの上に載せて端からクルクル巻いていきます。
絞らずに吸水させる感じ。
乾燥させます。
濡れて重いので形崩れしないように肩の部分がなるべく広いハンガーを使用します。
前回修理した脇の部分も異常なしです。
しっかりくっついています。
冬でも昼間半日ほど干せば乾きます。
直射日光は紫外線で痛む(とはいいながら日常的に外で着ているので気にしなくてもいいかも)ので陰干し推奨だそうです。
ウェアに熱を入れることでDWR(耐久性撥水)が回復するそうなので、乾いたジャケットを乾燥機に入れます。
乾燥機に入れる前に洗濯ネットに入れます。
乾燥機へ入れます。
おまかせで30分かけてみます。
乾燥終了後、出してみるとなんだか乾燥機の温度が低いような気がします。
ウェアの暖まり方が弱いのです。
そこで、アイロンで直接熱を入れてみます。
今回はアイロンの強さ「弱」です。
アイロンを当てる前は生地が少しケバケバしているように見えます。
アイロンを当てるとツルツルいかにも撥水してくれそうな感じになりました( ̄▽ ̄)
お正月の大雪の時に使用してみました。
胸部のジッパーの部分だけ染みていますが、他の部分はしっかり撥水性が回復しています。
(洗う前はなんとなく全体が染みていた)
溶けた雪が染みずに、たまになっています。
やる前は正直、「洗うだけで撥水性回復するの?」と少々懐疑的でした。
「アイロンで熱入れて回復するなら撥水剤いらないじゃん」と思ってました(≧▽≦)
(これの前に来ていたジャケットはニクワックスで洗濯・撥水してました)
洗濯で汚れをしっかり落として熱を入れてあげると撥水性は回復する!(°▽°)
そして、雪の上で使っていても、しっかり汚れるのでシーズン終わりには必ず洗濯するようにします。
勉強になりました。