さて、前回はパタゴニア のジャケットを洗ったところ、意外に汚れていました。
他にも同様なものがないか考えてみると・・・「寝袋」が該当すると思いつきました。
そんなわけで、今回は寝袋を自宅で洗ってみます。
洗うのはモンベルのウルトラライトダウンハガー#4。(写真左)
もう20年くらい前に買ったものです。
上手く行くか分からないので最古参に人柱(寝袋柱)になってもらいます(゚Д゚)ノ
(当然現在廃盤。#4は後継機も出ていない)
右は3年くらい前に入手したスパイラルストレッチのアルパインダウンハガー#3。
使用する洗剤は様々なメーカーでお勧めされているグランジャーズのダウンウォッシュキットを使用します。
(パタゴニアの公式サイトでもおすすめされてた)
ダウンを洗う洗剤と乾燥させる時に使用するトゲトゲボールがセットになっています。
ダウン製品を乾燥させる時に綺麗なテニスボールを数個一緒に入れて乾燥機を回すとボールがダウンを適度に叩いてふかふかになる、というのを聞いたことがあります。
そのテニスボールの代わりになるのがこのトゲトゲボール。
大きさはテニスボールとほぼ同じ。
重さは
トゲトゲボール:30g
テニスボール:58g
と倍くらい違います。
寝袋の洗濯表示マークを確認します。
手洗いマーク、脱水しちゃだめよマークが確認できます。
でも、今回は不精して洗濯機で洗ってみます(°▽°)ジコセキニン
洗濯前にどれくらいふわふわ感に差が出るか確認するため箱に詰めてみます。
収納用の箱に詰めて空気が抜けるまで押し付けます。
自然に空気を含んで元に戻ります。
大体箱の上部から10.5cm。
今回はものが大きいので洗濯ネットに入りません。
そのまま洗濯機に入れます。
洗剤はダウンジャケット1着につき50g使用。
なので寝袋なら大体倍くらいだろうということで100g(キャップ2杯)を洗剤投入口からいれます。(通常の洗濯時と同じ方法です)
洗濯とすすぎだけにします。
脱水はしません。
ダウンだからといって特に変わったところはなく洗濯が終わりました。
終わったら軽く絞って脱水します。
干します。
今回も陰干しです。
冬のこの時期に陰干しでは完全に乾き切りませんでした。
しかし、この後乾燥機にかけるので、まぁヨシとします。
そしてトゲトゲボールの登場です。
寝袋と一緒に投入します。
乾燥のおまかせコースを選択したら1時間40分となりました。
完了しました。
写真で見比べても違いはわかりません。
触った感じは生地に張りがあります。
洗濯前はよりも記事の表面の滑りが良くなっています。
汚れが落ちたからでしょう。
ダウンのロフトが増えたかと言われると・・・うーん。
正直わかりません( ̄▽ ̄)
箱に詰めて空気を抜いてみます。
箱の上部から9.5cmまで回復しました。
1cmほどかさが増えたことになります。
(これくらいは計測誤差の範囲だと思います)
選択表示に従わず、洗濯機で洗ってみましたが、羽の抜けも生地の痛みもありません。
むしろ生地はとても綺麗になっています。
今まで、寝袋を自宅で洗う、という発想にならなかったのであえてやってみました。
今回、寝袋を自宅で洗ってみた感想は
「時間はかかるけど思いの外簡単(゚Д゚)ノ」
ということでしょうか。
(手洗いマーク無視して洗濯機で洗ったし)
そしてジャケットの時と同様に意外に汚れているということ。
洗った後はやっぱり気持ちいい。
そして洗濯が終わった後に気がつきましたが、この洗剤、匂いがないです。
昔、ゴアテックス のジャケットを洗う時にニクワックスを使用したことがありましたが、あれはどうにも匂いが嫌でした。
グランジャーズはいい匂いもしなければ嫌な匂いもしません。
無臭です。
この寝袋はテントで寝るのはもちろん、海岸や橋の下で野宿したり、山小屋で寝たり、車中泊したりとそれなりにハードな使い方をしていました。羽毛のロフトにあまり大きな変化がなかったのは毎回使うたびに布団乾燥機で完全に乾かしてから収納しているからかもしれません。
家で寝袋を洗うのは思いのほか簡単でした。
でも、家族分の寝袋を年に一回はできないかなー( ̄▽ ̄)ニネンニイッカイナラ ...