愛用しているオルベアのオルカブロンズ。
フレームのアウターワイヤー受けの接着面が経年劣化で外れてしまうトラブルを紹介しました。
そんなわけで、新しいフレームを物色します。
新型コロナの影響で自転車の部品が手に入りにくい状況が続いています。
フレームもなかなか気に入ったのがありません。
そんな中、オークションサイトやフリマ、海外通販などを物色していたら荷物が届きました。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれはネットでフレームを探していたと
思ったらいつのまにかホイールを買っていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をポチったのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
気が付いたらロルフプリマのアレス3が届きました('ω')ノ
前輪:630g
後輪:913g
合計:1543g(チューブレステープ込み)
私はスポークの隙間が大きいパターンのホイールが好きなようで、
ロード:カンパのユーラス
MTB:クランクブラザーズのコバルト3
を愛用しています。
デザイン最優先で選んでいるのですが、副次的なメリットとしてスポークの隙間が大きいと輪行の時に車輪を固定するときにやりやすいと言う事が挙げられます。
(レーシングゼロを使用している輪行仲間の手伝いをしたときにスポークの隙間が小さいと作業性の悪いことに気が付きました)
せっかくのチューブレス対応(レディですが)なのでチューブレスタイヤ+シーラントで運用します。
タイヤはIRCのフォーミュラPRO。
1本目:266g
2本目:269g
タイヤの滑りをよくするため、水に石鹸を溶いたものをブラシで薄く塗ります。
ビードを上げるのに石鹸水を塗ればフロアポンプで上がるかと思いましたが無理でした('Д')
今回もCO2ボンベで上げます。
後輪は石鹸水塗らずにCO2ボンベで上げます。
ビード上げただけでは空気が漏れるのでシーラントを入れてぐるぐる回します。
タイヤシステムの重量を比較します。
今まで:クリンチャー
タイヤ@パナレーサーレースCエボ4(23C):190g
チューブ@タイオガ:ウルトラライト65g
合計:255g
これから:チューブレス
タイヤ@IRCフォーミュラPRO(25C):268g
シーラント@スタンズ:50g
チューブレステープ:5g(推測)
合計:323g
片輪だけで67gの重量増。
23C→25Cになっているので条件は違うとしてもそれなりの重量差になりました。
ここからは誤算の話。
ホイールがアルミからカーボンに変わればブレーキシューも交換しなくてはなりません。
頭からすっかり抜け落ちていました。
ブレーキシューをスイスストップのブラックプリンスへ交換します。
また、リム幅が異なるのでトーインの出し直しだけではなく、リムが太くなるためブレーキアーチを広げてやる必要がありました。
これは完全に誤算で、カーボンとアルミを天候や行き先によって適宜選択して運用しようと思っていたのにそう簡単にはいかないことがわかりました。
シューの交換だけならそんなに手間ではないかなと思いましたが、トーイン・ブレーキアーチの間隔までその度に調整となるとなかなかめんどくさい('ω')
輪行の時はアルミで行こう!なんて軽く考えてたのは甘かった(;゚Д゚)ハンセイ
でもかっこいいから許すか('◇')ゞ
そんなわけで、さっそく通勤がてら試走します。
外周部が重くなっているだけあって漕ぎ出しはスッっとは出ていきません。
でも重いなっていうほどでもない。
割と普通。
ブレーキをかけるとシュルシュルシュルと独特の音を奏でます。
(後日一緒に走った仲間は音がかっこいいと言ってくれました)
ストップ&ゴーが多い場所ではカーボンホイールの履き替えたメリットは感じられません。
海沿いの直線が続く道路まで出ると本領発揮。
信号で捕まらない区間では30キロ後半で巡行するのが苦になりません。
海からの横風も気にならない。
しかし気になったのはブレーキシューの減り。
ホイール本体にダメージを与えないためとは言え、シューの減りが異常に速い。
片道25km走っただけでこのブレーキダストの量。
シュー自体が200km持つのか!?と思いましたが、現在は落ち着いてここまでひどくダストは出なくなりました。(一皮むけたから?)
1000kmは行けそう。2000kmとなると厳しいか?
アルミリムも有限であることは知識として知ってはいましたが、カーボンリムは摩耗との闘いと言う事を身をもって体験しました。
後日、雨の中走る機会がありましたが、ブレーキの利きは思ったほど悪くないです。
アルミよりも初動の立ち上がりに時間がかかるので早めのブレーキを心掛ける必要があります。
アルミは軽くブレーキシューをリムに当てて表面の水を1周切ってから握り込んでブレーキの制動力を立ち上げる感じですが、カーボンだとこれが3周くらい切らないと制動力が立ち上がらないようなイメージです。
現在、300kmほど走りましたが、一人で走っているとスピードがどんどん出るので、どんどん漕いでしまいます。調子に乗って走っていると次の日、膝が痛い(/・ω・)/
激痛ではないですが、じんわりと痛みと疲労を感じます。
外周部が重いのでトルクをかけたペダリングになるからでしょう。
チューブレスの恩恵はあまり感じないので、次回のタイヤ選定で普通のクリンチャーへ運用方法を転換するかも。
そして、何よりもこのタイミングでカーボンホイールを買い足したと言う事はしばらくディスクへの移行はせずに、しばらくリムブレーキで行くことが確定したと言う事です。
でもかっこいいから許すか('◇')ゞ
今乗っているオルカはデザインが好きで選んだフレームなのでしばらく大事に乗りたいと思います。