チェルノーゼムという種類の土があります。
「土の皇帝」と呼ばれるほど植物の栽培に適した土です。
氷河期の頃に、現在の北欧のあたりから氷河が溶けることで削られた土のうち、重いものはポドゾル(酸性;栄養分乏しい)という種類の土になりました。現在のエストニアあたりに堆積しています。
氷河によって削られた土のうち軽いものはさらに南に風で飛ばされました。
そこに粘土、腐植が合わさり、ミミズや土中の生物たちが数万年かけて攪拌することでチェルノーゼムが出来上がります。
「世界の穀倉」を支える豊かな土;チェルノーゼムはウクライナ全土に広がっています。