MacBookのトラックパッドの調子がよくありません。
スクロールはもたつくし、ピンチで拡大すると元に戻せなくなったりします。
電話で渋谷にある修理店に聞いてみると納期1週間で2万円弱かかるとのこと。
うーむ"(-""-)"
自分でやるか。
そんなわけで、トラックパッドの修理をすることにしました。
調べてみるとMacBookは外見はほとんど変わりませんが、年代によって内部の構造が大分違うようです。
私のはA1502 2015年EARLYモデルとなっています。
SDカードスロットがこのモデルの後から廃止されました。
(最新モデルでカードスロット復活しましたが)
このモデルは内部のバッテリーを外さないとトラックパッドの交換ができないようです。
バッテリーはiPhoneのように強力な両面テープでがっちり固定されている模様。
購入から7年近くもたち、バッテリーも弱っていることからこれを機に一緒に交換しましょう。
部品が届きました。
バッテリーにはMacBookのネジに合わせたドライバーが付属しています。
星型ドライバーで裏蓋を外します。
外したネジはケースに入れて保管します。
7年分の埃が溜まっています(*‘∀‘)
左右にあるスピーカーと中央にあるトラックパッドの配線を外します。
まずは左右のスピーカーを外します。
ここは難しいことはありません。
トラックパッドの配線を外します。
ニンテンドースイッチのジョイコン修理部品についてきた樹脂製のヘラが活躍します。
この平らなコードはバッテリーに接着されているのでドライヤーで温めながらゆっくりはがします。再利用します。
そこまで強力ではないので簡単に剥がれます。
次にバッテリーを外します。
ここは強力な両面テープで接着されているのでドライヤーを当てながらバッテリーをはがしていきます。
温まってきたら樹脂製のヘラをバッテリーと本体の間にねじ込んで隙間を広げます。
その隙間にさらにドライヤーで温風を当てて徐々にはがしていきます。
ようやく一個剥がれました。
結構根気がいります。
短気を起こしてマイナスドライバーなんかでこじってはいけません。
バッテリーを損傷して爆ぜますよ(=゚ω゚)ノリチウムイオンハマジデヤバイ
剥がせました。
30分ほど格闘したでしょうか。
力いっぱいめくるので、バッテリーがゆがんでいます。
真ん中の黒いトラックパッドカバーを外していきます。
ネジが固くてドライバーをなめてしまいました(;゚Д゚)マジカ
こんなトルクス(✡六芒星型)の精密ドライバーなんて家にないよ・・・。
ヨドバシカメラまで電車で行ってきました。
精密ドライバーセット(+、-、トルクス、Y、U)
実物見て選べるので実店舗に在庫があるのは助かります。
新しいドライバーでカバー外れました。
ここはトラックパッドをクリックする振動対策ためかネジにゆるみ止めがたっぷり塗ってあります。
硬いです。
このネジサイズでこんなに硬いとドライバーの方が負けてしまいます。
左側のT5Hのビットが曲がってしまいました(´;ω;`)
不調のトラックパッドが外れました。
あれ?
届いた部品と形状が違います。
型番のA1502で検索掛けて部品を調達したのですが、同じ型番でも2014LATEと2015EARLYで部品が大きく変わっているようです。
なんてこった。
Amazonで急いで注文します。
翌日。
無事に交換部品が届きました。
ケーブルは付属していないので使いまわします。
旧部品からケーブルを引き抜きます。
左右にゆっくりクイックイッとこじりながら抜きます。
ネジで固定したらカバーを付けます。
バッテリーを新しいものに交換します。
古いものは剥がす際に変形しているので使いまわす気にはなれません。
使いまわさない方がいいでしょう。
バッテリーは可燃ごみに入れてはいけません。
ゴミ収集車ごと炎上(物理的に)します。
各自治体の指定方法に沿って処理しましょう。
スピーカーとトラックパッドの配線を元に戻します。
最後にバッテリーの表面についているフィルムをはがします。
途中で剥がすと各バッテリーがバラバラになってしまい、固定するときに難儀します。
交換できました。
外すときには気が付きませんでしたが、裏蓋のネジが2種類あります。
赤丸の箇所は短いネジです。
裏蓋のゴム足も張り替えます。
完成です。
完了しました。
トラックパッドの反応も良好。
元はこんなに軽快に動くのか!(;゚Д゚)と効果を実感。
バッテリーも良好です。
自分でやってみて意外と難しくなかったですね。
難所はドライバーがなめてしまうところとバッテリーを剥がすところですね。
あと型番だけでなく何年製かと言う事と時期(EARLY、MID、LATE)まで確認して部品選びが必要と言う事でしょうか。
作業的にはスイッチライトのジョイコン交換の方が難しいです。