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【自作PC】小学生の息子とゲーミングPCを自作してみた【組立編】

【自作PC】小学生の息子とゲーミングPCを自作してみた話【組立編】

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poq-mamu-poq.hatenablog.com

 ↑部品が届くまではこちら。

 

部品がそろったので組み立てます。

基本的に必要な工具はプラスドライバー一本です。

 

横で説明しながら、小学生の息子(小6)が組立をします。
できないところは父がやって見せて一回外して、再度息子に組み立ててもらいます。

 

マザーボード(B450 I AORUS PRO WIFI Mini-ITX)です。

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マザーボード GIGABYTE社:B450 I AORUS PRO WIFI Mini-ITX

今回選択したPCケースにはMini-ITXという規格のマザーボードしか入りません。
ゲーミングPC用のマザーボードは無線LANを内蔵していないものもありますので選ぶ際には注意が必要です。(本気でゲームする人は有線LANでつなぐので)

 

はじめにCPU (Ryzen 5 3500)を装着します。

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AMD Ryzen 5 3500 BOX

CPUとCPUを冷やすファンがセットになっています。
これが一番緊張しました。

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レバーを上げます

レバーを上げてCPUを装着します。

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弟が横から「落とすなよ。落とすなよ。」と茶々を入れます

このCPUは結構な金属の塊感です。

ずっしりしてます。
CPUピンが折れたらどうしようと心配してましたが、意外と丈夫そうです。
位置が分かるように角に矢印が付いています。

置くだけでスッと入っていきます。

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セットしたらレバーを下げます

レバーを下げて固定完了。

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固定完了

(*_*)ふー

 

CPUファンにはあらかじめCPUグリス(中央のグレーの部分)が塗ってあります。CPUの熱をアルミ製の放熱フィンに伝えるためです。

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あらかじめグリスが塗ってある

ねじで四隅を固定します。

ファンには向きがあります。

最初180°間違えて付けてしまいました。

そうするとメモリが差せなくなります( 一一)

↓ファンの淵にあるAMDのマークがメモリソケット上に飛び出している。

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ねじで固定

ファンの電源ソケットをマザーボートに差し込みます。

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ソケットを差し込みます

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ソケットが小さいので子供の方が作業しやすい

 

次にストレージです。

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Corsair:P1 CT1000P1SSD8JP

今回はゲームをするので起動やアクセスにストレスがないように速度を重視してSSDを選びました。SSD:500GBとHDDを買うくらいなら、いさぎよくSSD:1テラとします。500GBと1テラの価格差がそれほど大きくなかったという理由もあります。
規格はM.2です。

AORUSと書かれた蓋のねじを外します。

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ねじを外して、グリスを保護しているビニールをはがします

蓋の裏にもグリスが塗ってあります。
蓋自体がアルミ製で放熱フィンの役割をしています。

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少し浮きます

差し込むと斜めに少し浮きます。

蓋をかぶせてねじで固定します。


メモリ(CMK16GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組])を差します。

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メモリ Corsair:CMK16GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組]

8GBを2枚。
( ゚Д゚)8GBを2枚!

 

私が学生だった20年ほど前はメモリは8MBでした。

メガとギガ。
時代が違うというか単位が違う。

 

あれ?(。´・ω・)?
でも、意外とムーアの法則通りじゃね?ということに気が付きます。


ムーアの法則
インテルの創業者の一人ゴードン・ムーアが1965年に唱えた経験則。(理論ではない)
「半導体の集積率は18ヶ月で2倍になる」というもの。

 

計算してみましょう。
12か月×20年=240か月
240か月/18か月=13.33333・・・
8MB×2^13.3=80684MB≒80GB
少しずれましたが20年間という期間の長さを考えると良い線行ってます。
64GB(32GB×2)のメモリも常識的な値段(3万円弱)で手に入りますのでムーアの法則は今でも生きているといえるかもしれません。

 

(๑>◡<๑)ダッセンシマシタ


奥まで差し込んでマザーボード側のレバーをしっかり閉めます。

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しっかり差し込みます。ここでしれっとCPUクーラーの向きが直ってる(*'▽')

実は仮組した後に電源を入れても動かなかったのですが、ここのメモリの差し込みが甘かったです(/・ω・)/
しっかり入っていませんでした。

 

大人はある程度常識的に物の強度が分かっていますが、子供にとって初めての電子部品、かつ高価なものということで、どこまで力をかけてよいのかわからない。

そのあたりが難しかったです。

これは数触って加減を覚えるしかないので、子供にとって良い経験になったと思います。

 

電源(KRPW-N500W/85+)をPCケース(RAIJINTEK:OPHION)に設置します。

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玄人志向:KRPW-N500W/85+

部品の中で、この電源が一番大きくて重いです。
とにかくたくさんの配線が出ています。

 

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RAIJINTEK:OPHIONに電源設置。たくさんの配線(*_*)

使わない配線もあるのですが、このモデルは不要なコードが外せません(≧◇≦)
新型コロナウィルスの影響で在宅勤務の人や、家で過ごす人が増えたのでいろいろなパーツが品薄です。

コードが外せるモデルの方がケース内がすっきりします。

 

グラフィックボード(MSI:GeForce GTX 1660 SUPER VENTUS XS OC [PCIExp 6GB])です。

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グラフィックボード、GPU、ビデオカードなどいろいろな呼び方がある

ゲーミングPCの部品で定評のあるMSI。

ここは一番負荷がかかりそうなので冷却ファンを2基積んでいるものを選びました。

通常はマザーボードにグラフィックボードを直差し(この二つは直角の関係)なのですが、このPCケースはコンパクトに収めるためマザーボードとグラフィックボードを並列に配置しています。

 

ここで弟1が気が付きます。

弟1「この部品だけでスイッチが買えるんじゃない?」

兄(;゚Д゚)

弟2(;゚Д゚)

父(^_-)-☆

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グラフィックボードをケースにねじで固定

並べてハーネスでつなぎます。
ケースの中に仕切りがあって、右側にマザーボード、左側にグラフィックボードとなっています。

 

ケースに冷却ファンを付けます。 

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左:厚さ15㎜、右:厚さ25mm

ケースの上側に厚さ25mm、下側に厚さ15㎜のものを付けます。

 

ここで問題が発生!
マザーボードにファンの電源が1つしかありません( ゚Д゚)ナント
しかも下側のファンがマザーボードと干渉します(*_*;ガリガリ

一つしか付かないなら排熱効率を考えて下側に付けようと思ったのに・・・。

消去法で上側にファンを付けます。

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ファンは上側のみ

電源から伸びているコードを各所につないでいきます。
狭いところはピンセットを使います。

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各所にコードをつなぎます

 

ケースの中にマザーボードいれてねじで固定します。

仮組できました。

動かしてみま・・・。


( ゚Д゚)あ!
キーボードがない!
なんとキーボードとマウスを買い忘れてます。


急遽、友人に呼びかけて貸してもらいました。(‘◇’)ゞアリガタヤ

動いた動いた!

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動いた!

まだOSも何も入っていません。

各コードを長さ調整のためインシュロックで固定します。

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コードをまとめます

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この辺りは父の仕事

完成しました。
右側:マザーボードが入っている方

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右側:マザーボード、電源

左側:グラフィックボードが入っている方

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iPhone7と大きさ比較

ディスプレイスタンドで机の上もすっきりです。

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完成!

専用のパソコンデスクがないため、学習机にPCを設置しています。

勉強する環境と遊ぶ環境は別の方が良いのでしょうが、机ばかり増やすわけにもいきません。

ディスプレイの脚は意外と場所をとるので、教科書やノートを置く際に邪魔になります。

実際に導入してみてことのほかスマートになったので自分の仕事場にも導入しようと思います。

(=゚ω゚)ノオススメデス

 

 

途中休憩や宿題、遊びを挟みながら2日間で組み立てました。

基本的にねじ止めと、差し込みで組み立てられるので、少しのサポートさえしてあげれば小学生でも組み立てられます。

気を付けるとすれば静電気でしょうか。

冬には要注意です。

 

パソコンを子供用に買おうかなと思っているお父さん、お母さんも多いと思います。

その際は是非、自作PCも候補に入れてみてはどうでしょうか。

いい思い出になりますよ。

これを見ている小学生(いるのか?)はお父さんに「素敵な思い出をつくろう!」と、おねだりしてみてはいかがでしょうか?