~小学生にフォートナイトをやらせてもよいのか問題を考える~
我が家の3人の息子(小学1,4,6年生)はフォートナイトに夢中です。
私も若い時分はたくさんゲームしました。
今はスプラトゥーン2が好きです(=゚ω゚)ノ
そんな父ですが、最初にフォートナイトをやりたいと言い出した時に、ゲーム内容を聞いて渋い顔をしました(-_-メ)
「100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、最後の1人になるまで殺しあう」
親としてこんなゲームを小学生の子供にやらせても良いのか?(。´・ω・)?
いろいろ考えました。
しかし、調べるうちに数あるゲームの中でもかなり良心的なゲームであることが分かりました。
本日はそんな保護者から見たフォートナイトについて考えます。
ポイントは以下の2つになります。
1. フィクション性の高いゲームシステム
2. 良心的な課金システム
フォートナイトと同じように流行っているサードパーソン・シューティングゲームがほかにもあります。
・荒野行動(英名:Knives Out)
・PUBG(Player Unknown's Battle Grounds)
です。
サードパーソン・シューティングゲーム(TPS):
プレイヤーの後ろにカメラがあって第三者の視点で映し出されているシューティングゲーム。
これに対してファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)はプレイヤー自身の視点になる。FPSの方が没入感が高い。筆者は画面酔いするのでFPSは苦手('◇')ゞ
表にして比較します。
ゲーム内容は誤植ではありません。
この3つのゲーム内容は文章にすると同じになります。
(「ほぼ」が付かないくらい同じです)
インターフェイス(画面の表示方法・操作方法)も似ているのでPUBGが裁判を起こしたりしていました。(和解したようです)
「100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、最後の1人(1チーム)になるまで戦います。
無人島に降り立った時点では武器を1つも所持していません。島の各所に武器が落ちているので、それを拾いつつ敵を倒していきます。
オンラインプレイが前提となり、ランダムでマッチングした人と一緒に戦うことができるのはもちろん、友人と一緒に戦うことも可能です。
課金をしたからと言って強くなりません。強さに関係ない見た目の変更(衣装やアイテム)、エモート(動きや踊りができるようになる)が課金するとできるようになるだけです。」
↑ここまでが3つのゲームに共通します。
1. フィクション性の高いゲームシステム
内容を文章にすると同じなってしまいますが、フォートナイトがほかの二つと決定的に違うのがフィクション性です。100人が最後の一人になるまで戦うという殺伐とした世界観にいろいろな工夫をしてあくまでもフィクションであるということを強調しています。
「ゲームの世界と現実の区別がつかなくなる」なんてことはこれっぽちも思っていませんが、やはりリアルに人間が人間に銃を向けるようなゲームは小学生にはふさわしくないと思います。
フィクションであり、サバイバルゲームのような一定のルールのもとで遊びとして行うという意味のゲームっぽさがあります。
その大きな柱となるのが「建築」システムです。
マインクラフトのように素材を集めて様々なものをゲームの世界で作ることができます。
(例:木を切り倒すと木材が手に入り、階段を建築できる)
建築することにより高いところに登ったり、壁で弾を防ぐことができます。
武器を拾う→相手を倒す。
これ以外の要素が入ることにより様々な工夫する余地が生まれます。
ここが他のゲームと大きく違うところです。
また、ゲーム開始時に100人が島に降りるのですが、フォートナイトではバトルバスという空飛ぶ「バス」から島へ降りていきます。(荒野行動はヘリコプター、PUBGは輸送機)
空飛ぶバスから飛び降りて減速する方法が通常はグライダーですが、傘などいろいろなものに変更できます。
このように様々な工夫でフィクション性を演出しています。
2. 良心的な課金システム
一時期スマホゲームの「ガチャ」が大きな問題となりました。
フォートナイトも他の2つもゲーム内でアイテムに課金するシステムが取られています。
ただし、スマホゲームの「ガチャ」のように何が出てくるかわからないくじ引きの要素や、10回分の値段で20連ガチャが引ける、といった射幸心をあおる課金はありません。
期間限定で発売されるといったアイテムはありますが、どんなものがいくらで買えるのか、しっかり明示されています。
また、これらのアイテムを買っても強さには直接関係ないというのも大きな特徴です。
見た目を変える衣装や身に付ける小物、エモートと呼ばれる踊りや動きを買うことができます。
プレーヤーは最初にツルハシを持ってスタートするのですが、そのツルハシに変わるものを課金したアイテムにすると材料を集めるときの音が変わるので敵に発見されにくいといったことはあるようです。
そしてフォートナイトはこの課金したアイテムを返品できるというのが最大の特徴です。
これは今までにない画期的なシステムだと思います。
返品システム
・アカウントごとに合計3つの返品トークンが与えられる。
・追加でトークンを提供することはできない。
・トークンを1つ使うとゲーム内で過去30日以内に購入したアイテムが1つ返品できる。
3つまでしか返品できませんが、この運営が公式に返品を受け付けるというのは非常に良心的です。
電子データを返品できるというのは今までないのではないでしょうか?
間違って買ったり、親のクレジットカードで勝手に買い物されても対応してもらえるというのは(そんなことがほとんどないにせよ)安心感があります。
社会的にフォートナイトが評価されるべきポイントはココかもしれません。
この他に便利なのはフレンドとなった人たちとグループ通話しながらゲーム出来ることです。
新型コロナウィルスの影響で学校が休校になったときはゲーム内で友達と一緒に遊ぶことができたのは画期的でした。
(=゚ω゚)ノミライダネ
小学生は個人個人で連絡が取れないので、フォートナイトをやりながら「どこに集合して遊びに行こう」なんて外で遊ぶ約束をしたりしています。
巷にあふれている課金だらけのスマホゲームなんかとは比較にならないほどよく考えられて作られています。
リアルに銃を向けあうゲームに嫌悪感を抱かないようにうまく工夫されていると思います。
ゲームの内容だけを聞くとほかのゲームと差がよくわからないため、子供にプレイさせるのに躊躇する保護者も多いと思います。
そんな保護者の悩みが解消されるのに少しだけ役立てば幸いです。
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