毎年、夏休みの自由研究には頭を悩ませている方も多いと思います。
我が家では子供たちが18切符で旅行に行った記録をまとめることが多いのですが、今年はコロナの影響で旅行にも行けません。
まーむ「今年の自由研究何にする?」
ちび助3(小2)「海の水から塩作る('ω')ノ」
ということで今年は「塩」作りになりました。
材料
・海水
使用する道具
・海水採取用ペットボトル
・コーヒーフィルター
・鍋(ステンレス、土鍋、ホウロウがおすすめ※後述)
・へら
・漏斗
海水を採取しに行きます。
この時はまだ緊急事態宣言前で海の家も営業していました。
コーヒーのフィルターで不純物をろ過します。
きれいなところの海水を採取したと思っていましたが・・・
ろ過してみると違いがはっきり判ります。
フィルターには思いのほか不純物が残っていました。
ろ過した海水を鍋に入れて煮詰めます。
面積が大きい鍋の方が早く水分が飛ぶような気がしたので平鍋を使います。
20分ほど煮詰めていくとへらへらしたものが浮いてきました。
(不溶性のカルシウム化合物)
再度、コーヒーフィルターでろ過します。
青いぞ!?
どうやら使った鍋が「銅」製だったため、それが影響しているようです。
塩分と反応して緑青(銅のさび)が発生したのでしょうか。緑青は健康には影響ないようです。
教訓:塩を作るときはステンレス、土鍋、ホウロウ鍋を使用しましょう。
再度ろ過したものを、また煮詰めます。
鍋のふちに塩っぽいものが出てきました。
煮詰め続けると、白いものがゆらゆら出てきます。
ざらざらとした結晶が出てきました。
鍋の底が見えるまで煮詰めました。
青いのを再度ろ過してからここまで10分ほど。
多少水分が残って流動性があるうちに3回目のろ過を行います。
今回は白いです。
塩の結晶と水分に分けます。
ろ過された水分は「にがり」です。
なめてもそんなに苦くないです。
にがり:海水からとれる塩化マグネシウムを主成分とする食品添加物。海水から塩を作る際にできる余剰なミネラル分を多く含む粉末または液体
残った塩の結晶を鍋に戻して炒めます。
ざっくり水分を飛ばします。
ある程度水分が飛んだら鍋から上げます。
今回はコーヒーフィルターに上げて、そのまま干します。
角ハンガーで天日干しします。
できました。
やはり銅製の鍋の影響か、ほんの少し青みがかっています。
さらさらと粒の細かい塩になりました。
約1.2Lの海水から28gの塩ができました。(鍋のふちについたり、フィルターに残ったりロスは沢山ありました)
ちび助3「しょっぺー(;゚Д゚)」
まーむ「そりゃ塩だからね。でもしょっぱいだけじゃなくてうまみもありそうだよ。ポップコーン(塩味)でも作るか」
ちび助3「いーねー('ω')」
少し失敗したけれど、夏の思い出になりました。