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【自由研究】夏休みの宿題でアジの干物を作ってみた【小学5年生】

前回の記事に続いて夏休みの自由研究のお話です。

 

まーむ「今年の自由研究何にする?」

ちび助2(小5)「えー何にしようかなー」

 まーむ「今度釣りに誘われたからそれにしたら?」

ちび助2(小5)「じゃぁ魚の釣り方にするか('ω')」

 

ということで、私もちび助2も生まれて初めて船に乗って釣りに行くことになりました。

いろいろな遊びをしますが、釣りはやったことがないのです。

(20年ほど前に氷上ワカサギの穴釣りだけはやったことある)

 

釣り方を自由研究にするつもりでしたが、アジが釣れたのでもうひとひねりして「干物つくり」になりました。

 

今回は金沢漁港の忠彦丸さんにお世話になりました。

・アジLT、カサゴ

船代(氷、コマセ(イワシのミンチ)、イソメ、レンタルライフジャケット込み)

大人:6,000円

子供:4,000円

貸竿:500円/本

 

仕掛けは船でも買えるそうですが、買っていった方が安いとのことでしたので近所のポイントへ。(この船では保証金2000円でコマセビシとテンビンを貸してくれます)

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ⓒポイント

今回一緒に行く経験者に言われるがままに購入します。これで3,000円くらい。

二人で行くのでこれを2セット買いました。

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しかけ

それでは乗船です。

この年になって初めてかつ勝手のわからないことをやるのはなかなか緊張します。

酔い止め飲み忘れてて、船上で慌てて飲みました。

7月の暑い日でしたが16時半乗船、17時出航で風がとっても気持ちいい('◇')ゞ

(夏は昼間は暑くて無理。夕方から3時間ほど船に乗るので低学年は眠くてつらいかも)

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船釣りです

乗船前にyoutubeで予習したかいあって、さっそく支給されたイソメをハサミでちょきちょきします('ω')ノ

(イソメを針に掛けやすいように1cmちょっとの大きさに切ります。)

虫ダメな人はここがまずダメかも。

私はカブトムシなどの甲虫類は苦手ですが、イソメちょきちょきは大丈夫でした。

この白い桶に冷凍イワシミンチが入っています。

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イソメ準備!

出航してからは大忙し。

写真撮ってる余裕なし(*ノωノ)

 

釣り方は船員さんが船上でも説明してくれます。ほんとの初めてだと理解できないので、予習しておいてよかったです。(Daiwaの動画がわかりやすい)

 

アジの釣り方

1.竿に仕掛けを取り付けます。仕掛けには取付用の金具がついているので取り付けるだけです。ポイントの仕掛けの写真撮ってきたのが大活躍('ω')ノ

2.コマセビシ(コマセを入れるかご)にイワシのミンチを詰めます。8割くらい。

3.コマセビシ+釣り針を静かに投げ入れて、海底まで降ろします。コマセビシが海底に着くと竿の先がふっと上がるので分かります。

4.船長が「タナ2メートル」(海底から2メートルのところにアジの魚群がいるという意味)というアナウンスをするので2メートル巻き上げます。

5.竿をしゃくって(優しく上下に揺らして)コマセを撒きます。

6.さらに1メートル巻き上げてコマセを撒いた層に釣り糸を合わせます。

7.20秒ほど待って魚がかからなければ3から6を繰り返します。3回ほどやるとコマセがなくなるので一回引き上げてコマセを補充します。

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つります

初めて釣り船に乗りましたが、隣の人とお祭り(糸がからまる)したり、釣れた魚から針が取れなかったりしても船員さんが子供と一緒に行くと優しく教えてくれます。(おじさんだけで来ていた人は・・・(+_+))

 

そんなわけでちび助2と二人の釣果です。

アジ:10匹

カサゴ:9匹

メバル:1匹

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つれました

カサゴの生命力はすごくて、氷で絞めてもまだパクパクしてました('Д')

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釣果

歯もすごい仕組みになってます。

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三段歯!

アジはお刺身で食べて残りは干物にすることにしました。

それでは干物を作ります。

 

市販の干物は見た目の良さを考慮して頭をつけたまま開いていますが、今回は簡単にするために頭を落とします。

胸ビレの付け根から包丁を入れて頭を落とします。

力が弱いので一気に切れないときは裏返して反対の胸ビレの付け根からも切れ込みを入れると頭落とせます。

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頭を落とします

腹側を切って内臓を出します。

背骨に沿って切り込みを入れて身を切り開きます。

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内臓出します

開いたら流水で洗い流します。

10%の食塩水を作ります。今回は水900g+塩100gです。

40分漬けこみました。

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漬けます

キッチンペーパーで水気を取ります。

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水気取ります

ひもの 干し網に入れて干します。

今回は直射日光は避けて風通しの良い軒下に8時間ほど干しました。

ちなみに、これに入れずにザルで干物を作成していた友人は猫に持っていかれてしまいました(;゚Д゚)マンガカ!

我が家でも干しているときにかごを狙って鳥がやってきました。

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ほします

出来ました。

パリパリになるまでは干しません。

指で軽く押して跡がつくくらい柔らかめです。

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出来ました

焼きました。

うまい。

ご飯が進みます。

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焼けました

少ししょっぱいですが、保存のことを考えるとこれくらいでしょうか。

次に作ることがあったらつける時間は30分でよいかもしれません。

 

両手を合わせて深くこうべを垂れながら「いただきます!」と言って食べ始めたちび助2は良い経験ができたのだと思います。

 

今回の教訓

・初めてやることは動画で予習すると理解しやすい。

・仕掛けを準備して、釣って、保存しながら持って帰って、さばいて、料理して、おいしく食べて、片付けるところまでが釣り。夏場は生ごみの処理が大変(/・ω・)/

・趣味の王様といわれる釣りはさすがの奥深さ、楽しさ

 (趣味の王様はハム=アマチュア無線だ!という人もいますが)

・スーパーで売っている丸々太った1匹100円のアジはとてつもなく安い!