まーむのあたまのなか

あたまのなかを言語化してみる

MENU

【成仏できるか!?】シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇【ネタバレなし】

最初のTVシリーズのブームに火が付いたころ(旧劇場版公開前の再放送だったか)は確か大学一年生でした。

いまから四半世紀前。('◇')ゞ

当時、鹿児島から上京した同級生の杤原君(あだ名:おいどん)が学校に来なくなったのもエヴァがきっかけだったような思い出があります。

 

みんなそれぞれに、思い出とともにある作品。

(もう思い出と一緒に語る作品になっちゃってるよ)

そんなエヴァの最後の作品。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」を見てきました。

f:id:poq-MAMU-poq:20210308223648j:plain

おとな1900円。

 

最大の関心は「庵野監督は成仏できるのか?」ということです。

 

序盤、おいおい、いつまでこの展開続くんだよ・・・と劇場内に不穏な空気が流れだしたときに「そんなメンタル強度なら初めからエヴァなんかに乗るな!」の強烈な一言。

もう、監督が自分に向けた強烈なメッセージ。

 

主人公と作者=監督を重ね合わせると、庵野監督がこの作品とどう向き合って、どう成仏していくかがわかります。

 

様々な作品へのオマージュや監督自身の心情変化へのメタファーを織り交ぜつつ、各キャラクターが成仏し、作品が成仏し、そしてエヴァンゲリオンという作品を追いかけてきた「私」も成仏していることに気が付きます。

 

このキャラクターや作品にとどまらず、見ている観客(追いかけてきたファン)が成仏できるというこの感覚は劇場で見ないと味わえないでしょう。

正直、内容をきちんと理解できたかは全く自信がありませんが、この祝祭感は久しぶりに味わいました。

 

ほんとは誰かと見に行って、飲み屋で過去の作品からの答え合わせや、当時の思い出なんかを話せたらもっと楽しめたのかなー。

見た人と感想を語り合いたくなる作品。

それがエヴァンゲリオンの最大の魅力かもしれません。

 

作品を追いかけてきてちゃんと成仏したい方。

是非劇場でこの祝祭感を味わってきてください('◇')ゞ

 

あと、上映時間長いので必ずトイレは済ませておきましょう。