作家の半藤一利さんが亡くなった。
近代史は教科書よりも半藤さんの著書で勉強したという人も多いはず。
長い間お疲れ様でした&ありがとうございました。
そんな半藤さんの一番有名な著作は「日本のいちばん長い日」でしょう。
我が家にある「〇〇のいちばん長い日」シリーズたち⇩
「日本のいちばん長い日」は終戦する際の8月15日の1日を追ったノンフィクション作品です。
このノンフィクションは昭和史を語る上で最高の出来を誇る作品で、他の追随を待たないと思います。
この作品の影響は歴史に留まらず、出版作品・エンタメ作品にも大きな影響を与えています。
ある1日を追いかけた作品に「〇〇のいちばん長い日」と命名するのはこの作品の影響です。
そして、元となる「日本のいちばん長い日」があまりにも偉大なため、「〇〇のいちばん長い日」とつけるには相当の自信がないと付けられないので、当たりの作品が多い。
写真にある「河北新報のいちばん長い日」は3.11直後の河北新報社(仙台市に本社を置く地方紙)が、地震直後からどのように震災報道を続けていくか、どうやって新聞を発行するかのドキュメントです。
私も含めてみなさん記憶が薄れていると思いますが、震災直後、物流は滞り、石巻にある日本製紙の工場は津波で物理的に壊滅していました。(震災100日後に視察に行きましたが、工場は津波の押し寄せた高さで壁が壊れ、全てが流されてガランドウでした。市内には材料のパルプロールがあちこちに散乱していました)そんな中で「新聞」という紙で発行する物理的なものをどのように取材し、発行し、配布するか。その苦闘を描いています。
(2021年は3.11から10年なので震災関連書籍を読みたい方は是非おすすめしたいです。)
そして、なぜPATLABOR?と思った方。
そしてその大きさ何?
はい。
これLD(レーザーディスク)です。
2枚組で全7話収録。
10数年ぶりに引っ張り出してきました。
DISC1 SIDE2って書いてあります。
あーそうそう。
レーザーディスクは片面で一時間しか記録できないので、二時間の映画を見るさいは途中でプレーヤーから出して、ひっくり返さないといけないのよ。
パトレイバーはOVA、TV アニメ、劇場版3作品、漫画その他いろいろなシリーズがあります。
その中でも初期OVAの5話、6話の「二課の一番長い日」はシナリオのできがシリーズ最高なのです。
(現在アマゾンプライムビデオで視聴可能です)
甲斐と遊馬の立ち食い蕎麦屋のシーンが最高!
スイッチのジョイコンと比べてみます。
でかい!
子供たち「これなぁに?」
まーむ「レーザーディスクだよ」
子供たち「何が入ってるの?」
まーむ「パトレイバー」
子供たち「見よう見よう」
まーむ「えっ!見れないよ」
子供たち「なんで?」
まーむ「レーザーディスク再生する本体がないから」
子供たち「えっ!?(・・?)」
奥さん「えっ!?( ゚д゚)」
まーむ「・・・( ◠‿◠ )」
でも捨てられないんだなー( ̄▽ ̄)
ずいぶん脱線しましたが、半藤さんの影響力の凄さの一部を解説したつもりです。
半藤さんのご冥福をお祈りします。
今週のお題「大人になったなと感じるとき」